建物探訪

最近親父はメタボ対策に、少し朝の散歩をしております。

その散歩途中で見かけたお宅。

遠くから見ると赤茶けた塗装の外壁?なんて思いながら近づいていくと

『ぎょ!』真っ赤に錆びた表面の外壁でした。

 

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まさか錆止めと表面の塗装を塗り忘れた?なんて・・・・・・はずはなく

意図的にこの錆を意匠に使っているとしたら、なんて斬新な建物だろう、と思いながら一枚写真を

撮らせて頂きました。

 

散歩が終わっても、この建物の外観が目に焼き付いて頭から離れません。

どうしても気になったので、ネットで調べてみるとどうやら『耐候性鋼板』という素材を使っているようです。

塗装をせずにそのまま使ってもあまり錆びず、錆が緻密なので内部まで腐食しないような鋼材だそうです。

使用して2~4年経つと錆の進行が止まって、今度はその錆がバリアーの役目をするという優れもんです。

ある意味メンテナンスフリーの究極の素材だな~と感心しました。

 

ただ少しは建築をかじっている親父が『ぎょ!』と思ったくらいですから、全くの素人さんには

かなりのインパクトがあるはずです。

案の定、淡路島の福良港に建設され『津波防災ステーション』で使われ、建物が完成した時は

周辺住民から『新しいのに・・・錆びている』と問い合わせが殺到したそうです。

 

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たしかにこの建物を見たら、みなさんそう思うでしょうね。

散歩途中で見かけたお宅も、完成時には近所の人に説明するだけで大変だった・・・・・だろうななんて。

 

そう云えばと思いだしたのが、西条市の鹿森ダムの横に架かったループ橋を以前に見たとき

その橋桁が真っ赤に錆びていて『なんでこんな公共工事で錆させて?』・・・・なんてずっと疑問に思っていました。

 

 

 

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これでその疑問もスッキリ!

素材の世界も日進月歩、色々勉強になりました!

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